2022.09.14
キュービックホームが手掛けたお家
縁(えん)の下の設計図?
キュービックホーム社長の久文です。
湖陵の〇様邸では防湿シートの敷設を経て
均しコンクリート(ならしこんくりーと:以下均しコン)が施工されております。
防湿シートとは基礎コンの下にあって、その名の通り地下からの床下への湿気の侵入を防ぐためのシート!
そしてその防湿シートの上に施工されているのが、均しコンです。
ふつう、コンクリートといえば地震や台風といった自然からの圧力や人や物(例えば車とか列車とか橋げたなどの)の重さにも耐えられる高強度なものをイメージしがちですが、
コンクリートとネーミングされているにも関わらず、まったく強度を必要としない均しコンというものもあります
均しコン施工の目的とは、そう、ひと言でいえば施工精度を高めるため!
それをより具体的にいうと
1)構造物の施工位置を正確に示す印をつけるため(墨出し)
2)鉄筋コンクリートの鉄筋を設計図どおりに配置するため
3)型枠の施工を容易にし、設計書どおりの完成品質を確保するため
であり、そうなんですね、この均しコンに求められる究極の機能はというと
① しっかりとマーキング出来ること
② 仕上がり高さが均一に近くなる高さの基盤を最低限確保すること
であり、強度は必要とされないんですね。
ということで、施工後の養生期間は1日程度でもOK、
ひび割れしていてもOK!の 均しコンの存在理由とは、
縁の下の力持ちではなく
縁の下の設計図でありました。
(*^▽^*) はい