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2017.05.12 お家づくり

天井も美しく!?

こんにちは、キュービックホーム周藤です。

 

雲南市某所の現場では大工工事も佳境をむかえ、只今和室の造作中です👍

 

写真ではわかりにくいですが、床柱を挟んで床の間、その隣の仏間の様子が分かります。

 

さらに縁側の天井はもう仕上がっており、和室との境目にはランマ障子も入ります。

 

天井は「竿縁天井」となっており、その語源となる竿が入った所です‼

和室の天井の中ではポピュラーではありますが、格式の高い部類に入ります✨

 

 

最近の家では、畳だけ敷いて壁・天井は洋風といった具合に、和室の位置づけも住まい方に合わせて柔軟にその姿を変えており、

これも一つの進化・日本人の知恵であるとは思うのですが、たまには本式の和室をつくりたいと思う私たち建築屋にとって、今回は大変ありがたい現場でした🙂

 

 

ここで和室の天井に関するうんちくを1つ☝

 

 

竿縁天井に使う竿は、幅3センチほどの杉 でできた棒なのですが、

上の写真のようにちょっと変わった形に面を取り、独特の断面形状に仕上げることがあります。

 

これを「猿棒(さるぼう)」とよび、天井に使うととても端正で繊細なイメージを与えます。

そうしてできた竿縁天井はとても美しく、日本人の美意識ここに極まれりといった感じです😆✊

 

ではなぜ猿棒と呼ぶのか?

この断面を囲むように丸を描き足すと、そう、お猿の顔の輪郭・・・面を取った部分が猿の頬の部分に見えるという事から「さるぼう(猿頬)」と呼ぶのですね👀

 

 

こんな具合に昔から伝わる建築用語には、動物や人間の体の部位が名前に入るケースが結構あり、調べると面白いですよ🖥

この[竿縁天井」自体も別名「イナゴ天井」と呼んだりもします。

昆虫のイナゴなのですが、なぜイナゴなのかはまた機会があればおはなししますね🙌

 

キュービックホーム 周藤

 

明日は、NEXT⇒ 「Plan♪」です♪ おたのしみに!!

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