玄関の段差~式台の話~
キュービックホームの宇京です。
先日は娘の小学校の卒業式でした。
冷たい雨の降る日で、体育館の中でも寒かったですが良い式でした。
自分の大昔の思い出も少し蘇ったりして。
天気が良ければ校門前や校庭で友達と記念撮影でもするのでしょうが、それができなくて少し可哀想・・・
その後、良い恰好をした娘の姿と卒業証書を見せに実家に向かいました。
私の実家はリフォームをしておりますが所謂和風住宅の類で、リフォームをすると聞いた時はおしゃれになるのかと期待をしたのですが、和風は和風のままで、少しがっかりしたのを覚えています。
嫌がる娘を母が無理やり写真を撮っていた(笑)玄関には「式台」という段があります。
私は、それが和風住宅の象徴に思われ、 また、バリアフリーが言われるようになった昨今、 大きな段差の玄関がそれに逆行しているかのようにも感じ、 正直少し嫌いでした。
一時期、年老いた私の祖母と一緒に暮らすことになりました。
両足ともにいう事かきかず、歩くのも覚束ない祖母が来ると聞いた時、 真っ先にその玄関の段差が気になりました。
「手助けなしに上がる事ができるのか?」 そんな心配をよそに祖母は、 式台に腰を下ろさせてあげると、ひょいっと半身を反転させ、 事もなし気に和室まで四つん這いで移動していきました。
聞くとその高さが丁度良く、楽だったと・・・
それを聞いた時、式台や和風住宅の設えが少し好きになりました。
とはいえ、特に古めの家にはやはりバリアがいっぱいあります。
段差などで言えば、小さくする、もしくはなくすように 最近の住宅は作られています。
しかし、例えば玄関では、その段差が便利だったりもします。
そんな時、写真のような便利なイスであったり、 少しでも不自由さを軽減する用具、設備もあります。 心配のおありの方はご相談ください。
彼岸の時期です。
祖母もなくなってもう数年が経ちます。
今年もお墓参りに行こうかと思っています。
キュービックホーム 宇京
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