十二支のおはなし
キュービックホーム 久文です。
小学校の読み聞かせボランティアを行っている私、
この日は、1年生の担当となり、まずは選書で、しばし思案であります。
やっぱり、絵本がいいなぁ~…とか、1年生でも理解できるかなぁ~…とか、
実はこの選書が、一番の悩みどころなのですが、今回は年の瀬ということもあり、
「十二支のおはなし」(内田麟太郎 作:山本 孝 絵)を選ばせていただきました。
このおはなしを超ダイジェストいたしますと…。
ずぅ~っと昔の年末に、御殿に集まった動物たちを前にして神様がこういわれました。
「あした元日の挨拶にくる者の中から、早いもの順に12番まで、1年間ずつその年の大将にしてあげよう!」
…ということで、動物たちは大いに張り切り、我こそは!と
このレースに入賞すべく、さまざまな かけ引きや努力をするのですが、
結果は、ネズミが1番!、牛が2番、虎が3番、ウサギが4番、
…そして最後の12番には、イノシシが駆け込み、これで大会は終了!…となったのですが、
実は、この時、ネズミは、のんびり者のネコから「挨拶に行く日」を聞かれたとき、
元旦の翌日である2日と騙して伝え、ネコの参戦機会を完全に封じてしまっていたんですね。
ということで、2日の朝に門前にやってきたネコは、昨日レースが終わっていたことを知り、
ネズミの策略に気づき、大いに怒り、その後はネズミをみると猛然と追いかけるようになったのだとか…
(#^.^#) なぁ~んて、お話をさせていただく私の向こうには、
吸い込まれそうなほどに透き通った60個の瞳と
ポかぁ~ン…と無防備に開いた30個のお口が鎮座ましまし、
読み手に向かって、穢れなき爽やかなオーラを送ってくれているのでありました。
(*´ω`*) いやぁ~… これで年末のお清めは完了ですね。はい
キュービックホーム 久文
蛇足 読み聞かせの夜、たまたまあるTV番組で同じく「十二支のおはなし」をしておりました。
そこではじめて知ったのですが、12番目のイノシシは、本家の中国ではブタだったのが、
この物語が日本に伝わった当時、日本にはブタがいなかったので、イノシシに変えられたというものでした。
ということは、イノシシ年のみなさん方は、ブタ年だった可能性があるんですねぇ~…。
(;^ω^) このお話は、ナイショのほうが良かったですかねぇ~…。 はい!