2020.07.17
エイジングが楽しめる建材、道具、長年安心の建材・工法
百年の大計
久文です。
神代の昔から出雲に在る斐伊川(ひいかわ)は、
現在、宍道湖(しんじこ)に注いでおりますが、
ひとたび洪水ともなれば、出雲~松江は
かなりの範囲で水びたしとなってしまいます。
そこで、いざという時のために設けられたのが、これ!
放水路(ほうすいろ)と呼ばれる
洪水時のみ水が流れる川!
で、斐伊川の水位が上がり、いよいよヤバイとなると
ど、どぉ~ん!と大量の水を
4㎞離れた神戸川(かんどがわ)へと流しているんですね。
普段は、こんな道路のようなところが、
ひとたび放流されると
はるか彼方まで続く大河が
一挙に出現するというわけです。
そして、これが放水路の一番上流部の
斐伊川との接続部に設けられた
堰(せき)と沈砂池(ちんしゃち)です。
真ん中の水たまりが、沈砂池、
堰を越えてきた泥流の土砂を
ある程度、ここで留めおくために作られた池で、
普段はこんなに長閑な佇まいが、
いざ放水!となると
ごうごうと、音を立てて荒れ狂う
大河と化してしまうんですね。
ヾ(≧▽≦)ノ いやぁ~…ホントにすごかった。
これが、かつて島根百年の大計と表された
斐伊川放水路の真骨頂でありました。
(^O^)/ はい
※真骨頂(しんこっちょう:そのもの本来の姿)