大田モデル、真冬への布石!
キュービックホーム社長の久文です。
これは、大田市長久町にあるモデルハウス せいや(晴也)、
これまで約1年半のデータ蓄積を行ってきたうらら空調2階建てシステムの実験棟でもあります。
そして以下の表とグラフは、この9月中旬~10月中旬までのデータ、
赤の折れ線が最高気温、青の折れ線が最低気温、
そして、緑の台形の上段ラインがエアコンの設定温度、
ポチポチ付きの折れ線の束は、1階3か所、2階2か所の室温(1日の平均室温)の記録です。
この期間の気温の推移に着目すると
日々の上下は繰り返しながらも、だんだんと低下してきた最高気温は
9月末には、もはや30℃を超える懸念も無くなり、同じく最低気温も下落傾向を示し、
平均気温はうらら冷房(小屋裏エアコン稼働)の設定温度23℃とほぼ同レベルとなりました。
ということで、もはやうらら冷房の停止時期と判断し、10月6日にはこの運転を停止。
それ以後は気温の推移と室温の変化を見守りつつの
うらら暖房(床下エアコン稼働)へのシフトの機会をうかがっておりますと・・・
11日には最低気温が急激に低下し、
上下階、南面北面室での温度ムラが僅かにみられたことから、
今がその時と判断し、うらら暖房を暖房20℃風量自動で運転させております。
えっ! この時期に、もう暖房!
と疑問に思われた方もいらっしゃることでしょうが、ご懸念にはおよびません。
暖房といっても20℃自動設定といえば、1階に設置されたリモコンの内部にある温度センサーが、
20℃をいくらか下回ったと感知した時点で運転を開始し、
20℃をいくらか超えたと感知した時点で運転を停止するという仕組みとなっていますから、
要はセンサー部が20℃以上あればエアコンは運転されてはいないのです。
ということで、うらら暖房稼働後のデータはというと
最低気温は、連日15℃を下回り、平均気温が16℃前後となったここ2週間の間でも
各所の温度は22℃前後の実に快適な温度環境を終日維持しております。はい。
今回試みる早めうらら暖房稼働作戦は、昨年の実証実験を踏まえての
「真冬の室温をいかに省エネで20℃に保つか」への布石!
C値0.20、UA値0.28の超高気密高断熱の住宅性能に加え、
自然素材である床や壁や天井への蓄熱がどんなデータとなって行くのか?
今後の結果やいかに、こうご期待!
(*^▽^*) はい