思い出の木の話
こんにちは、周藤です。
今回はお客様よりおあずかりした貴重な材料のお話です‼
長年大切にお住まいになられた母屋を解体し、
新しい住まいへの建替えをご用命頂いた現場なのですが、
解体時に縁桁(縁側の天井近くにある丸い大きな桁)という部材を取り置きし、
新しいお住まいへ使うようご依頼頂きました🔨
解体屋さんがとても丁寧に作業して下さり✌立派な杉の磨き丸太を確保する事ができました✨
写真はおあずかりした材料を材木屋さんできれいにクリーニングしてもらった時のものです。
一緒に写っているのはいつもお世話になっているH部長です。
今回もありがとうございました<m(__)m>
吹抜けに掛け渡し、化粧梁としてお使いになるのですが、
歴史ある母屋の屋根には化粧梁に適した立派な曲がった松が多くありました。
縁桁に使われていた杉丸太はもちろん見事で木目の細かい良材だったのですが、
梁として使うにはまっすぐな杉よりも曲がった松の方が迫力があり見栄えがしますし、
柱の穴やたる木の欠きこみもないのでその点をお客様に提案してみたのです(*^^)v
すると思わぬお話しをして下さいました 🍀
この縁桁はお客様の山で伐採された材料で、縁桁として使える磨き丸太にするには
杉の皮をはいだり目の細かい砂で丹念に磨いたりとても手間がかかるのですが、
その作業をご家族みなさんでなさったという、とても貴重で思い出の詰まった材料だったのでした💓
今回のお客様はお若いのでその当時の事をご覧になられた訳ではないのですが、
その御家族の歴史を尊重しようとお考えになったのだと思います。
なんてすばらしいお話でしょう(^O^)/
その仕事をさせてもらえるなんて建築屋冥利に尽きるというものです。
来月の上棟がとっても楽しみです🎶
立派なお家にするよう頑張らせていただきます!!
キュービックホーム 周藤
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