子どもに優しい家って何だろう
こんにちは。
キュービックホーム 宇京です。
お客様の要望で「住みやすい家にしてほしい」というのは必ずと言っていいほどあがります。
お年寄りに優しい家はバリアフリーの考え方が浸透してきて、床の段差をなくしたり、手すりを付けたりするなど、配慮されるようになりました。
ですが、子供の事で小学校や中学校に関わるようになったり、以前養護学校や特別支援教室の仕事に携わったことがあったりするなかで、
『子供が安全に暮らせる家』って何だろう?
と考える事がありました。
「発達障害」という言葉も最近は認知されてきたと思いますが、身近にいなければ詳細は全く知らないという方も多いと思います。
ある統計では20~30人に一人は何らかの発達障害を持った子がいるとも言われています。
発達障害とは言葉通り、運動や知能の面で発達の遅れがあるのはもちろんですが、人とのコミュニケーションの取りづらさや、注意欠陥や情緒の不安定さだけの子もいます。
落ちるという事が想像しにくくて高い所に登りたがったり、注意をする力が弱く、あまり廻りを確認しないで走ったり飛んだり動き回ったりします。
かと思えば、物事に集中しすぎて「危ない!」と注意しても、耳に入らず危ないものに突進していったりもします。
そういう子供たちに何ができるか・・・
●とがった部分をなるべく減らす
注意をすることが不得意な子であれば、テーブルや棚、ニッチなどの角を無くして、なるべく丸くすることを考える必要があるのかもしれません。
角を作ってケガをさせてもかわいそうですから。
●手摺を簡単に乗り越えられない高さにする
案外と住宅では特に階段廻りの手すりの高さを90cm~1mとすることが多いように思います。
圧迫感を感じにくくするための配慮ではあるのでしょうが、頑張れば登れてしまう高さでは危険です。
確実とは言えませんが、圧迫感には目をつむって1.1m以上くらいしても良いのかも知れません。
もちろんそういう子らの特性はそれぞれで、一概に押し並べることはできないでしょう。
それでも、ご家族の要望を叶えるだけではなく、特徴をとらえてより良い提案をできる様になれればといつも思っています。
キュービックホーム 宇京
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